黒真珠と黒蝶真珠の違い!それぞれの特徴とシーン別の使い方を解説
黒真珠は、上品で大人な装いに合う宝飾なので、持っていると色々な場面に使えます。そんな素敵な黒真珠の中でも、多彩な色味が特徴的な黒蝶真珠という種類があることをご存知ですか?それぞれには違いがあり、知識を深めることで真珠がさらに使いやすくなります。この記事では、黒真珠と黒蝶真珠の違いについて解説するとともに、黒蝶真珠を使うシーンをご紹介します。
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黒真珠について
黒真珠とは、黒色系の真珠の総称です。一般的には、見た目が黒色っぽい真珠は全て黒真珠となり、白色の真珠を黒色に染色した場合も黒真珠に分類します。黒蝶真珠も黒っぽい色味のため「黒真珠の中の黒蝶真珠」と言われることが多いです。
黒蝶真珠について
黒蝶真珠とは、黒蝶貝から採れる真珠です。南太平洋のタヒチで養殖されるため、「タヒチパール」とも呼びます。見た目に特徴があるので、以下の2つより解説します。
- 色
- 品質
色
黒蝶真珠は黒っぽい色味と、緑・青・赤・ブラウン・グレーなどの光沢を持つのが特徴です。真珠の持つタンパク質に色素があるため、光沢にも色味が出ます。色の種類よってランクが変わり、孔雀の羽のような赤みや青みを帯びた緑色は「ピーコックグリーン」と呼ばれ、黒蝶真珠の中で最も価値が高いです。全く同じ色味のものは存在しないため、ほとんどの黒蝶真珠が一点ものとなります。
品質
黒蝶真珠は、テリ(輝き)・色・形・大きさ・傷の5つの要素で品質が変わります。濁りのない輝きを持つものは品質が良く、ネックレスの場合、粒一つ一つの光沢が均一に揃っていると価値が高いです。そして、なるべく真円に近い形で傷が少なく、粒の大きいもの程価値が高くなります。
品質の細かい基準は取り扱う店によっても変わるため、購入の際は信頼のおける店を選ぶとともに、現物を見て確認することが大切です。
黒真珠と黒蝶真珠の違い
黒真珠と黒蝶真珠の大きな違いは、色味と輝きです。黒真珠は染色によって黒色をしているものが多く、黒蝶真珠のような多彩な色味や自然な輝きはありません。黒蝶真珠は、赤や緑の光沢が素敵なので、黒真珠の中の一つのブランドとして扱われます。
黒蝶真珠はいつ使う?
黒蝶真珠は「使う場面が難しい」と考える人も多いでしょう。そこで、黒蝶真珠を使うシーンについて、以下の2つの場面より解説します。
- 普段使い
- 冠婚葬祭
普段使い
黒蝶真珠は、普段使いにも適した宝飾です。オフィスカジュアルやちょっとしたお出かけの際に身に着けると、コーディネートが上品になるでしょう。日常に取り入れやすいのは、一粒パールや形が歪なものです。主張しすぎないデザインなので、コーディネートに馴染みやすくなります。上品な黒蝶真珠を身に付けて、高級感のある大人の装いを楽しみましょう。
冠婚葬祭
黒蝶真珠は、冠婚葬祭にも適しています。フォーマルな場所に付ける時は、なるべく真円に近い形のものを選びましょう。「黒」は葬式などの暗いイメージがあるため、結婚式などのお祝いの場にはふさわしくないと言われることもありますが、格式高い色味なので祭事でもマナー違反にはなりません。
しかし、周りの人に悪い印象を持たれることもあるので、身に着ける際は明るい光沢のものを選ぶと、暗くなりすぎず祭事にも合うでしょう。
知識を深めて黒蝶真珠を上品に使いましょう
黒色系の真珠は全て黒真珠と呼ぶため、黒蝶真珠も黒真珠に分類します。この二つの大きな違いは色味と輝きです。黒蝶真珠は多彩な色味と輝きを持ち、全く同じ見た目のものは存在しないので、ほとんどが一点ものとなります。
また、黒蝶真珠は普段使いにも冠婚葬祭にも適している宝飾なので、身に着けると高級感のあるコーディネートに仕上がります。黒蝶真珠の知識を深めて、上品に使いこなしましょう。