結婚式に夫婦で参加する場合のご祝儀の相場や、包み方のマナーを解説
結婚式に参加する時は、ご祝儀の金額や表書きなどにマナーがあります。そのため、初めて夫婦で結婚式に出席する時は、単身の場合とマナーが変わるのか、ご祝儀の相場はいくらなのかなど、わからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、夫婦で結婚式に出席する場合のご祝儀の相場や、包み方のマナーを解説します。
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ご祝儀の金額のマナーについて
ご祝儀の金額は、奇数にするのがマナーです。偶数は割り切れる数字なので、結婚式では縁起が悪いと言われています。しかし、ペアを表す「2」、末広がりを表す「8」、キリの良い「10」は例外として、ご祝儀の金額にしても良いです。また、奇数でも苦しみを連想させる「9」は縁起が悪いので、ご祝儀の金額にふさわしくありません。
夫婦で出席する際のご祝儀の相場
夫婦で出席する際のご祝儀の相場を、以下の3つの相手ごとに解説します。
- 親族
- 友人・同僚
- 上司・部下
親族
親族の場合、ご祝儀は5〜10万円程が相場となり、相手や関係性により変わります。おおよその目安は、以下のとおりです。
送る相手 | 金額 |
兄弟・姉妹 | 5〜10万円 |
いとこ | 5〜7万円 |
甥・姪 | 5〜10万円 |
孫 | 10万円 |
兄弟・姉妹・甥・姪の場合、5〜7万円を包むのが一般的ですが、年下や親しい相手なら10万円包むのも適切です。孫の場合は、渡す側の年代が上になるので、10万円包むのが相場です。両家の関係性などもあるので、不安な場合は親族間で確認を取ると良いでしょう。
友人・同僚
友人や同僚へのご祝儀は、5〜7万円が相場です。5万円包むことが多いですが、年下や特に親しい関係性の場合は、7万円包むことが多いです。また、関係が浅いのに高額なご祝儀を渡すと、相手に気を遣わせてしまうこともあるので注意しましょう。
上司・部下
夫婦で出席する際のご祝儀袋について
夫婦で出席する際のご祝儀袋について、以下の2つより解説します。
- ご祝儀袋の選び方
- ご祝儀袋の書き方
ご祝儀袋の選び方
夫婦で結婚式に出席する場合、ご祝儀は2人で1つと考えるため、ご祝儀袋も1つで大丈夫です。選び方の基準は、以下です。
- のし付き
- 水引の結び方は「結び切り」か「あわじ結び」
- 水引の色は「金銀」か「紅白」
- ご祝儀袋の色は白
- 関係性に合わせたデザイン
ご祝儀袋は、上記を基準に選ぶことが大切です。デザインは、親族や友人など相手との関係性で変わります。親族の場合はフォーマルなデザインのもの、友人の場合はカジュアルなデザインのものを選ぶと良いでしょう。会社関係の相手も、失礼のないようフォーマルにするのが無難です。
ご祝儀袋の書き方
夫婦で出席する際のご祝儀袋の書き方は、2通りあります。
- 代表者(夫)の名前のみ
- 夫婦の連名
代表者のみの場合は、ご祝儀袋の中央に名前を書きます。連名の場合は、中央に夫の名前、左側に妻の名前、もしくは真ん中に名字、その下に夫婦2人の名前を記載しても大丈夫です。
新郎新婦がどちらも友人の場合
新郎新婦がどちらも友人の場合、自分たちの結婚式で2人から3万円ずつもらっていると、夫婦で5万円は少ないのではと考えることもあるでしょう。しかし、ご祝儀は夫婦で1つと考えるものなので、5万円でもマナー違反にはなりません。相手との関係が親しい場合は7万円包むのも良いですが、気を遣わせてしまうこともあるので、注意しましょう。
ご祝儀は夫婦で出席する場合でも、マナーは大きく変わらない
結婚式のご祝儀は、奇数の金額を包むのがマナーです。夫婦で出席する場合も基本的なマナーは変わらないので、相手との関係性や年代に合わせて、包む金額を決めることが大切です。夫婦の場合、ご祝儀袋の書き方が少し変わるので、失礼のないようマナーを守って記載しましょう。